過去と今をつなぐセス・タラスの写真【art】

過去は忘れさられていくものだ。それは当たり前で、良い事もある。

しかし人類が歴史として忘れてはいけないものもあるだろう。
その記憶も徐々に薄れ、また同じことを繰り返してゆくのが人間かもしれない。

過去と今をつなぐ写真 

その作品を作ったのは、アメリカの写真家でアーティストのセス・タラスだ。Worldwideの一員であり、数多くの賞を受賞している。

国際的な広告・コミュニケーションの賞のカンヌ・ライオンで賞も受賞している人物だ。

そんなセス・タラスが作ったのはまるで幽霊の様だとも言われる写真だ。

過去の歴史的な写真と現代の写真を合成したのだ。 それは一見不気味にも感じれられるが、薄れゆく記憶と、それを忘れてはいけないことを教えてくれる。
セス・タラスHP

エッフェル塔とヒトラー1940 /2004

過去と今をつなぐセス・タラスの写真【art】
誰もが知るフランスのエッフェル塔である、しかしその横に立つのはあのヒトラーである。

第二次世界大戦のときにヒトラー率いるドイツの国防軍がフランスのパリを新侵略・征服した時の写真だ。

ヒトラーもエッフェル塔の前で記念撮影していたのか。

ベルリンの壁 1989/2004 

過去と今をつなぐセス・タラスの写真【art】
今はなきドイツを東西に分断していたベルリンの壁だ。今はそこに車も通ることができる事がわかる。

壁の写真は1989年に撮らた。

ベルリンに壁はなくなったが、アメリカとメキシコの間に壁はできつつある時代だ。
 

ノルマンディー上陸作戦 1944/2004 

過去と今をつなぐセス・タラスの写真【art】
ナチスによって奪われたフランスを奪還するための有名な作戦だ。

今は親子が遊ぶ平和な浜辺もかつては激しい戦いがあったことを教えてくれる。 

セス・タラスはこの一連の作品でカンヌの賞を受賞した。もっと作って欲しい作品でもある、日本でもこの様な写真を作ったら面白いのではと感じる。

今は当たり前に、平和になっている場所で過去にあった事を知るのは大切だ。忘れかけていたものをまた胸に刻むだろう。

記憶と思いをつなぐいい方法だ。
https://sethtaras.wordpress.com/
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