本物の金魚?アクリル樹脂の本物にしか見えない立体アート【a】

本物にしか見えない!立体的なアクリル樹脂の世界【Art】
綺麗な金魚が泳いでいる、、実はこれは本物の金魚ではない。

立体的絵画と言われるアクリル樹脂で作られたアート作品である。


立体的な絵画、アクリル樹脂 

これは日本のアーティスト深掘隆介氏が編み出した手法で、アクリル樹脂とアクリル絵の具を使って描かれる作品である。 

器に樹脂を流し込み、絵の具を重ねがながら立体に描いていく。

アクリル樹脂を流し込み固まるのを待つ、そしてまた金魚の絵を描くその繰り返しである。7層〜20層積み重ねるのだという。

深掘隆介HP

金魚に救われた 

深掘隆介は愛知県立大学美術学部デザイン学科を卒業ののち、会社に就職。その後退職し制作活動を行っていた。

しかしスランプに陥り、もう制作活動をやめようと考えた。

その時ふと、飼っていた金魚が目に入りその金魚にみとれてしまった。すぐそばにいた金魚の美しさに気づき、アクリル樹脂で使い金魚の美を表現しようと決めた。 

この作品が話題となりアーティストして日の目をみることになった。 金魚に精神も金銭も救われたという思いがあり、金魚の作品を多く作っている。

「金魚酒」Kingyo sake 2003年 

本物にしか見えない!立体的なアクリル樹脂の世界【Art】
一合升に樹脂を流し込み金魚を描いた。まるで本物の金魚のようなリアルさである。

百済 Qudara / 2007 

本物にしか見えない!立体的なアクリル樹脂の世界【Art】
木桶に描いた。この作品は今にもこぼれ落ちそうで思わず捕まえたくなりそうだ。 

初出荷 出目金 The first shipment DEMEKIN 2009年 

本物にしか見えない!立体的なアクリル樹脂の世界【Art】
普通なら形が崩れるビニールの時間が止まったような作品だ。 

雫 Shizuku 2010年 


本物にしか見えない!立体的なアクリル樹脂の世界【Art】

本物にしか見えない!立体的なアクリル樹脂の世界【Art】
和傘の中に樹脂を流しこみ描いた作品だ。本物ではできない幻想的な組み合わせも可能になる。 

腕 白澄 Shirasumi 2011年 

本物にしか見えない!立体的なアクリル樹脂の世界【Art】
白い金魚だ、しかし実際には白い金魚の品種は存在しない
絵画だからこそかけるのだ。 

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真似る人も現れた

今ではこの手法を使う他のアーティストも現れた。。中には深掘隆介氏の金魚の作品をパクリ、オリジナルのように装う人も現れて問題になることもある。

手法自体を真似することは違法ではないが、深掘隆介氏の作品であるかのように装うのは違法である。

そしてアーティストであるならアクリル樹脂の手法を使い、超える作品を作らなくてはいけないだろう。 



ケン・ライ

アクリリル樹脂の手法を使い作品を作っていうちの一人が、シンガポールのアーティスト、ケン・ライの作品である。
本物にしか見えない!立体的なアクリル樹脂の世界【Art】

深掘隆介氏に影響を受けたと公言しており、金魚の作品も作っている。
しかし金魚だけではなく他の生き物も描くのがケン・ライの特徴である。 

タコ

本物にしか見えない!立体的なアクリル樹脂の世界【Art】

生きたタコが出てくるかのような作品。ぬるぬる感が伝わってきそうだ。

えび

本物にしか見えない!立体的なアクリル樹脂の世界【Art】
川の中にいるなこんなエビ。 さりげなくミミズみたいなものも描かれている。

まだまだ生まれたばかりの手法である。さらにこれから様々な新しい作品が生まれてくるだろう。
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