2019年に一部のリニューアルが完成し、2021年に全体リニューアルが完成する予定である。そしてそのリニューアルのパースが一部公開されたので紹介したい。
長門湯本温泉とは?
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山口県の北部、日本海側にある長門市、この山あいにある温泉街が長門湯本温泉である。山口県最大の温泉街であり、600年以上の歴史をもつ山口県で最も古い温泉地だ。
大きな旅館から、地域の人が利用する公衆浴場まである。しかし近年は観光客が減少し、最盛期の半分ほどになってしまった。経営破綻する旅館、ホテルもで始めた。そしてついに旅館やホテルの再生で知られる星のリゾートが再生に乗り出したのである。
すでにある自然を生かした再生
星のリゾートは白木屋グランドホテルの跡地にブランド旅館「界」を作り、また温泉地全体の再生も長門市と共に行っていく。
全国の人気の温泉地の分析をしながら、長門湯本温泉の今ある自然と歴史文化を生かした温泉街にすることを目標にしている。
そして湯本温泉にあるのが魅力的な川、「音信川」が流れる。この川を中心に魅力的な場所にしようとする意図が見て取れる。
現在も湯本温泉は川沿いに温泉街が並ぶ。歩きたくなる雰囲気の良さそうな場所だ。しかし実際歩くと「何もない…」というのが感想である。泊まりに来た人がふらりと出歩くような環境は現在ないのである。
温泉地TOP10 に必要こととは?
また星のリゾートはこの長門湯本温泉を全国の温泉ランキングのTOP10に入ることを目標としている。現在は全国の温泉ランキングは86位である。
そのために必要な要素が「外湯、食べあるき、文化体験、そぞろ歩き、絵になる場所、休む・佇む空間」だという。
つまりTOP10の温泉地を見ると、1日とはいわずも半日はその場所で過ごせる、楽しめる温泉地になっている。しかし現在の湯本温泉は夜に温泉に入って、食事をして、寝る、あとは車で他の観光地に行くのだ。
このパースからはまずは川をより身近な場所に、より魅力的な場所にしようとする狙いが見て取れる。自然と四季を感じることができる場所になりそうだ。橋もリノベーションするのだろうか?
そして川を中心とした温泉街になりそうだ。回りたくなる回遊性も作れるはずだ。自然の魅力は再発見できそうだが、現在は圧倒的に施設が少ないだろう。食べ歩きをする場所、文化体験をする場所この2点は圧倒的に不足している。この点が今後どの様に変わっていくのか注目したい。
まとめ
住民との関係も良好で開発も順調に進んでいるようだ。湯本温泉が山口県の観光の新たな目玉ととなりまた県内の観光地をつなぐハブ的な役割となるように今後も注目していきたい。
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