山口県出身のリオオリンピックメダリストと彼らの共通点とは?【y】


リオオリンピックの熱がまだ冷めない。今回日本選手団が獲得したメダル数は41個と過去最高を記録した。多くの盛り上がりをみせたオリンピックとなった。2020年の東京オリンピックに向けても弾みがつく大会となった。

山口県出身のメダリストも誕生し歓喜をもたらした。しかし彼らには山口県の問題とも言える通点があったのだ。

山口県出身のリオオリンピックメダリスト達

山口県出身、銅メダリスト石川佳純
まず今回の山口県出身のメダリストを紹介しよう。

大野将平

リオオリンピック金メダリスト大野将平
http://www.jsports.co.jp/press/article/N2015090810404607.html
柔道男子73kg級で金メダル。山口市出身。強さもちろんだが技も多彩で美しく魅せる柔道であった。

原沢久喜

柔道男子100kg級銀メダリスト、原沢久喜
https://www.google.co.jp/
柔道男子100kg級銀メダリスト。下関市出身。決勝では惜しくも王者リネールに敗れたが東京オリンピックへ向けて可能性を見せてくれた。

石川佳純

女子卓球団体銅メダリスト、石川佳純
http://takanews-blog.com/isikawakasumi-ginmedal/
女子卓球団体銅メダリスト。山口市出身。今や日本のエースに成長した石川佳純、個人ではまさかの初戦敗退であったが、団体では2大会連続のメダルを獲得した。

惜しくもメダルはできなかった選手達

原川力

オリンピックサッカー男子代表、原川力
http://1080.plus/
サッカー男子代表。山口市出身。残年ながらグループリーグ敗退となったが、初戦のナイジェリア戦でスタメン出場を果たした。現在はJリーグの川崎フロンターレに所属している。

久保裕也

オリンピックサッカー男子代表、久保裕也
http://news-soccer.net/site/71/200341.html
同じくサッカー男子代表。山口市出身。しかし代表には選ばれていたが直前に所属クラブのヤングボーイズが招集を拒否したため出場はかなわなかった。現在はスイスのヤングボーイズ所属。原川とは出身中学も同じだ。

県外への選手流出?

このように多くの選手がメダルを獲得、出場を果たした。山口県出身として誇らしいが少し複雑になる彼らに共通する点がある。それは

多くの選手が中学時にすでに県外にでてしまっているのだ。

石川佳純

中学校は卓球の強豪校である大阪の四天王寺羽曳丘中学校に進学した。ちなみにりゅうちぇるの彼女でモデルのペコも同じ中学出身である。

大野将平

小学校を卒業すると兄を追って東京へと上京した。

久保・原川

両者とも中学途中で京都サンガユースにスカウトされ向かう。

原沢久喜

原沢は高校まで山口であったが大学は日大へと進学した。


このように殆どの選手が中学ですでに県外に行っているのだ。つまり山口県に選手を育成する土台があるのではなく個人の才能によるこが大きいのだ。それには少しさびしくも感じる。

スポーツが根付いていない山口県?

日本の人気を二分するスポーツといえばサッカーと野球だ。しかし山口県にはその2つが長らくなかったのだ。近年サッカーチームのレノファ山口ができ現在はJ2にいるが、それまでは皆無だった。

つまり域でスポーツを見て楽しむという文化がなかったのだ
これは県民全体がスポーツを見て楽しみ、そしてそこから選手が育つということと無関係ではなだろう。



地方でも育つ例外もある?

レノファ山口にはサッカーの山口県出身選手の育成とスポーツを楽しむという文化の育成に期待したいとこではあるが。
地方では安定して強いスポーツ選手を輩出する土台を作ることはできないのか?

しかしそんなことはないはずだ。野球で言えば徳島の明徳義塾、バスケの秋田の能代工業、サッカーの長崎の国見やなど地方でも強豪して有名だ。

山口県にも強豪校はあるが県内では有名であるが全国区は少ない。山口県と言えばというスポーツや学校はないのである。

例外?山口県に進学したメダリスト達

しかい今回のリオオリンピックのメダリストで逆に高校などで山口県に進学した選手もいたのである。

吉村真晴

卓球男子団体で初の銀メダルを獲得。吉村真晴選手
http://carolinabridal.biz/898.html
卓球男子団体で初の銀メダルを獲得した吉村真晴選手。茨城県出身であるが中学3年時に野田学園に進学し高校もそのまま野田学園へいった。

野田学園はこの頃から卓球に力をいれはじめ有力な監督を呼んだその監督に付いて行く形で吉村選手はやってきたのだ。

大田忍

レスリングで銀メダルを獲得した大田忍選手
https://www.google.co.jp
スリングで銀メダルを獲得した大田忍選手。青森県出身だが高校は柳井学園高等学園に進学している。そして2011年のおいでませ!!山口国体少年男子グレコーマン55kgで優勝している。

まとめ

地域にスポーツを根付かせる
http://www.renofa.com/ticket_information2016/
決して外に出ることが悪いことではない。より上のレベルを目指すには外に出る事は必要となってくるだろう。日本、アジア、世界と活動の幅を広げる事が必要となる。しかしそれはあくまでも個人の選手の問題だ。

しかし地域がよりスポーツでトップレベルの場所になることも目指さなくてはいけない。それは常に強い選手が育つ、学校や、地域のクラブなどのシステムとスポーツを見て、そして娯楽や趣味で楽しむという文化を根付かせることも重要であろう。


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