中国の武陵源、映画「アバター」のモデルになった風景とは?【n】

映画「アバター」のモデルになった風景。中国の武陵源
こちらはジェームズ・キャメロン監督の映画「アバター」に出てくる浮遊する岩の風景だ。

この風景のモデルとなった場所が中国に存在すると言うのだ。それが武陵源という場所だ。



映画「アバター」のモデル?武陵源

映画「アバター」のモデルになった風景。中国の武陵源
http://worldheritagesite.xyz/wulingyuan
場所は中国南西部にある都市、張界家界市。険しい山々が連なる風景で知られている。こ中国内外から観光客が押し寄せ、世界遺産にも登録されている。

地殻変動とカルスト大地が長年の風雨に晒され、このような風景になったと言われている。

高さ200mを超ええる岩の柱が3100以上あるのだ。それはまるで岩の森のようであり、霧が立ち込めればアバターの世界のように岩が空に浮かんでいるように見えるのである。
映画「アバター」のモデルになった風景。中国の武陵源


進む開発

映画「アバター」のモデルになった風景。中国の武陵源
この場所は長らく少数民族があまり知られずに暮らしていた。

多くの人に知られるようになったのは1970年代に入ってからである。そして今では観光地化され多くの人が訪れる。

ロープウェイも作られ、ラクラク観光ができるようになった。

鳳凰古城

映画「アバター」のモデルになった風景。中国の武陵源 鳳凰古城
この武陵源の近くには中国でもっとも美しい街と言われる鳳凰古城がある。

この地に住んでいるミャオ族とトゥチャ族の伝統的な街並みが残る風景だ

そのノスタルジックな雰囲気を求め多くの観光客が訪れるのだ。それは古代の中国にタイムスリップしたようである


変わる少数民族の生活

中国は漢民族がその大部分を占めるが、多くの少数民族もいるのである。この場所も長らくトゥチャ族やミャヤ族といった少数民族が暮らす秘境だったのだ。

しかしこの地域は近年急速に観光地として開発された。
そのおかげで民族の生活は潤ったが、伝統的な生活が失われるのではという危機にも貧しているのだ。

川沿いの建物はかつては民家であったが今では華やかなホテルやレストランに変わっている。

おすすめ商品
またトゥチャ族はこの地に2000年前から暮らしていたがしかし「武陵蛮」など呼ばれ軽蔑れてきた歴史もあるのだ。

多くの漢民族が観光にも来るのだが、そんな歴史を知っているのか?日本人だが心配になるのだ。

世界の絶景の情報が手に入り気軽に観光にいける。しかしその風景の裏にはそこに暮らしていた人々の歴史もあることを忘れてはいけない。
スポンサーリンク

スポンサーリンク