未だ残る、南アフリカの格差が空から一目でわかる6枚【Others】

これはゴルフ場と隣の民家の写真ではない。一方は豊かな大きな庭がある豪邸であり、一方はスラムの密集住宅である。

南アフリカに未だ残る格差の風景である。

アパルトヘイトの遺産

かつて南アフリカにはアパルトヘイトという白人優遇の制度があった。アパルトヘイトとは「隔離、分離」を意味し、特に南アフリカでは政策として進められ、白人とその他の人種との隔離政策が進められた。

1994年にその政策は廃止され人種の壁はなくなったが、格差は簡単にはなくならない。差別はなくなり、黒人の富裕層も生まれ、高級住宅街に住む人々も現れた。

しかし一方で長年の差別の貧困からぬけ出すのは簡単ではない。そして南アフリカは世界でも最も貧富の差が激しい国となったのだ。ヨハネスブルクは1%の富裕層と99%の貧困層」であると言われている。


空から見える、格差が一目でわかる写真

その世界一の格差は空からはっきりと見ることができるのである。この一連写真を撮影したのは写真家ジョニー・ミラー。彼はまだ南アフリカに残る格差の瞬間を捉えたかったとう。そしてこのシリーズを「不平等なシーン」と題した。



上空からの写真により、残る不平等を視覚的にそして客観的に伝える事ができるのである。



日本の格差がかわいく見える。

そして日本の格差は?

世界の貧困と格差に対して日本人は長年無関心であっただろう。しかし最近はそんなニューに関心のある人々も増えてきた。だがそれは日本にも格差が生まれてきたからだ。

アパルトヘイトが政策として行われた時、当時の国際社会では反対する風潮が生まれていた。そして国際社会は南アフリカに経済制裁などを加えた。

しかし日本は貿易を継続し、国際社会から非難をあびた。当時アパルトヘイトではアジア人も隔離の対象であったが、経済的裕福な有色人種は名誉白人として優遇されたのだ。
南アフリカにとって日本は最大の貿易相手であったため優遇されていたのだ。


差別はお金で無くなる、お金で差別は生まれる。お金がなくなりはじめて気づくのだ。

参照元 http://www.thisiscolossal.com/
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