何もない無機質な外壁に命を吹き込むアート作品。
馴染み過ぎて見逃してしまいそうな、もう一つの世界をお楽しみ下さい。
壁の中にもう一つの世界を作る
時に建築の高い壁は周辺に対して圧迫感を与えてしまうことがある。また窓も装飾も存在しない無表情な壁は街を殺風景なもにかえてしまう。フランス人アーティストのパトリックはそんな無表情な壁を、絵を描くことにより変えたのである。3Dのトリックアートの技術を使い奥行き感のある絵を描き、もう一つの世界を壁のな中に描いた。
まるで本当に壁面にに窓があり、バルコニーがあり、人々が過ごしている様に見えるのである。
無異質な壁のな中豊かな街が出現した。思わず階段を登ってしまいそうだ。
よく見ないと気づかないほど馴染んでいるのだ。
しかし意識はせずとも、どちらが豊かであるかは明らかである。
立ち止まって、その先の風景を見てしまいそうだ。
壁面に絵画が出現したのである。
よく見るとそこに一つの物語を感じるような絵まであるのである。
企業や商品の看板よりもこちらのほう豊かである。
映画のワンシーン。
おそらく中世から残るであろう街並の壁に、中世の男がタイムスリプしてきたのである。
おじさんが間違って入ってしまいそうだ。
アートは普通は生活から離れた部分にあるものだ、あってもいいけどなくてもいい。
このアートもなくたっていいものかもしれない。しかし街に溶け込み、生活に溶け込み、さりげなく彩るものであろう。
またヨーロッパの街は日本の街に比べ古い街並みが多い。その原因は木造と石造の違いなど、いくつかあるが、その古い街並みは観光地になる可能性もあるが時代に取り残される可能性もあるのだ。
そしてこの街は観光地になれず、廃れた街であったのだ。この壁へのアートはそんな街を活性化させる取り組みでもあるのだ。
そしてこの街は観光地になれず、廃れた街であったのだ。この壁へのアートはそんな街を活性化させる取り組みでもあるのだ。
http://www.demilked.com/street-art-hyper-realistic-fake-facades-patrick-commecy/
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