世界遺産「アユタヤ遺跡郡」の木の根に飲み込まれる仏像【Nature】

古代の遺跡は文化的な価値や、高度な技術、荘厳な風景なども魅了ではあるが、時の流れをや悲しい歴史を伝えてくれるものでもある。 



アユタヤ遺産


タイにあるアユタヤ遺跡、1991年に世界遺産に登録されたこの遺跡はその遺跡の素晴らしさだでなく、戦争の歴史と時の儚さも伝えてくれる。

タイ民族による王朝で今のバンコク王朝の基礎になったのがアユタヤ王朝(1351-1767)である。幾度にもよるビルマ軍の侵攻により滅んでしまった。

現在は公園として整備され1991年に世界遺産に登録された。遺跡群なので寺院や遺跡がいくつかある。それぞれに名前があるのだが、ややこしく覚えるのは至難の技さだ。

ワット・マハタート

この13聖世紀に建てられた寺院もビルマ軍の侵攻により廃墟となった。損傷も激しく首が切り落とされた仏像があることで有名である。


この仏頭もビルマ軍の侵攻によって切り落とされたものであるのだろうか?その残された仏頭のみが木の根っ子に飲み込まれるとう奇妙な光景を作り出す。

ブッタが悟りを開いたとされる菩提樹の木に飲み込まれているのだ。その不思議な運命にも感じずにはいられない。

戦争傷跡、時の流れ、そして自然の力を感じる光景である。



首が落とされた仏像。怖さ感じる遺跡だ。

その他いくつか紹介しよう

ワットプラシ-サンペット


三仏塔

寺院ではなくお墓?アユタヤ王朝の3人の遺骨が納められている。

ワット・ローカヤスタラーム


この場所もビルマ軍の侵攻にあい、大部分が破壊されている。現在はこの涅槃仏のみが残されている。

世界遺産の魅力はその壮大さも魅力だ「わー大きいなー」と感動するかもしれない。しかしこの遺跡にあるのは遺跡当時の魅了だけでなく、その場所の戦争の歴史も伝えてくれるのである。

参照元 Wiki アユタヤ歴史公園
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A6%E3%82%BF%E3%83%A4%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E5%85%AC%E5%9C%92

タイ国政府官公庁公式HP
http://www.thailandtravel.or.jp/detail/sightseeing/?no=570
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